入籍・顔合わせ・結婚式に良いお日柄と、避けた方が良いとされるお日柄を解説します。
お二人が気にしなくても親御様が気にされていることもあると思います。
そもそも「大安」とか「仏滅」ってなんだろう?というところから改めて確認することで、お二人なりの考えで大切な記念日を選ぶことができ、ご両家様が末永く幸せであることを願います。
1.そもそも六輝(六曜)とは
1-1.大安
1-2.友引
1-3.先勝
1-4.先負
1-5.赤口
1-6.仏滅
2.六輝(六曜)以外で縁起の良い日柄
2-1.結婚式・何かを始めるのに良い日
2-1-1.天赦日(てんしゃにち/てんしゃび)とは?
2-1-2.一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは?
2-1-3.大明日(だいみょうにち)とは?
2-1-4.天恩日(てんおんにち)とは?
2-1-5.母倉日(ぼそうにち)とは?
2-2.結婚や何かのスタートにおすすめしにくい"凶"の日
2-2-1.不成就日(ふじょうじゅび)とは?
2-2-2.寅の日(とらのひ)とは?
2-2-3.巳の日(みのひ)とは?
5.お日柄を気にする?気にしない?
5-1.お日柄を気にする方の特徴
5-2.お日柄を気にしない方の特徴
7.お日柄に関連する質問
7-1.入籍日として良くない日っていつですか?
7-2.人気な入籍日は?
7-3.入籍と結婚式はどちらが先ですか?
7-4.土日に入籍した場合、婚姻届は土日でも出せますか?
7-5.婚姻届に不備があると入籍日はどうなりますか?
7-6.1月1日に入籍できますか?
六輝(六曜)は、「大安」「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」の6つのことです。もともと中国で生まれた概念で、日本へは14世紀頃に伝わりました。
また、干支や陰陽道といった思想を基に、明治時代以降には、その日の吉凶や運勢を占うための暦注として広まったという歴史があります。
六輝(六曜)を見れば「その日が運勢が良いのか、逆に注意すべき日なのか」が簡単にわかり、日々の行動において参考にする風習が残っています。このことから、「縁起」を大切にする結婚・仕事・住宅・車などにおいて重視されていると考えられます。
大安は「やってはいけないことが何もない日」のことです。「大いに安し」=「特に害のない日」と解釈されます。やってはいけないことや凶とされる時間帯がないため、結婚式などの時間が長くかかる行事はこの日にすると良いと考えられています。
「友引」は「友人を引き込む」とされている日なので、結婚式の日としては良いとされ、葬式を行うのは特に避けられています。朝は吉、昼は凶、夕方は吉です。
先勝は「なるべく先回りして行動する」と良い日とされており、午前中が吉、午後は凶の時間帯と考えられています。
午前中が凶で午後が小吉。先勝は午前中が吉と言われているので、先負は午後が吉だと思われがちですが、先負の午後は小吉程度で特に良い時間というわけではありません。この日は「平常を保って吉」とされており、何事も起こらないよう無難に過ごすことがおすすめ。
仏滅が「物が滅する日」であるのに対し、「赤口」は全てが消滅する日と言われており、この日はとても縁起が悪い日です。「大凶」とも言われる日ですが、正午だけは吉となります。
仏滅とは「物が終わる(滅びる)日」のことです。一般的には不吉な日とされますが、仏事や別れるべき縁を絶つのに適した日ともされています。例えば、悪縁を切って新たな人生をスタートさせたい時などに適しているとされています(結婚相談所への入会など)。一方、お祝い事にはこの日を避けるべきだとされています。
入籍・顔合わせ・結婚式に縁起の良い/悪い日柄は「大安」「仏滅」などの六輝だけではありません。あらゆる角度からご両家様にとっての最適な1日を検討しましょう。
天が全てを赦(ゆる)す最高の日!「天の生気が万物に浸透して穢れを許す日」とされています。日本の暦の中でも最も吉日と言われるこの日が、吉日やその他の吉の時間帯と重なるとさらに運気が上がります。また、仏滅などの凶日やその他の凶の時間帯と重なると、縁起の悪さを打ち消してくれるという説もあります。
まさに「まいたもみが万倍になる」と言われ、物事を始めるのに大吉とされます。たった一つの種が万倍にも成長して豊穣(ほうじょう)な穂になるという意味で、運気アップに最適な日とされています。物事を始めるのに適した大吉日なので、結婚式にも取り入れたい開運日ですが、縁起の悪い仏滅などと重なった場合は避けた方が良いかもしれません。なお、弊所「結婚相談所Owen」は一粒万倍日に開業いたしました。おかげさまで現在まで順調に推移しております。
隅々まで太陽が照らし、全ての行いがうまくいく縁起の良い日とされています。特に入籍・結婚式・引っ越し・マイホーム建築に適している日とのこと。
“天の恩恵を受ける日”とされています。婚礼・慶事に大吉でおすすめ。
結婚式や入籍など結婚に関する行事に最適だとされています。元々この日は「母が子を育てるのと同じように、天が人を慈しむ日」という意味を持っており、特に結納や婚姻には吉日とされています。
「何事も成就しない日」とは、縁起の悪い凶日であり、結婚や開業などの重要なイベントや決断には避けるべき日であるとされています。また、子供の命名や移転、芸事始めなどの新しい始まりもこの日に行うべきではないとされています。平たく言えば、何をやってもうまくいかない日とされています。
虎の黄金色の縞模様が金運を象徴し、寅の日は金運招来日と考えられています。この日には大きなお金を使う行為が良いとされているが、一方で、結婚関連は避けるべきだとされています。この日には出て行ったものが戻ってくるという意味があり、婚姻届を提出するなど、戻ることを期待しない行事をするのは避けるべきと言われています。
巳の日は、芸術や財運を司る弁財天にゆかりがあり、その日にお参りすると弁財天の使いである巳(ヘビ)が願いを叶えてくれるとされています。金運や商売繁盛を招く日として知られており、お金に関する願い事をすると弁財天が叶えてくれるとされています。ただし、巳の日や寅の日は婚姻届の提出や結婚式などは避けるべきで、これは弁財天が嫉妬して運気を下げてしまうからとされています。
ここまで六輝(六曜)やそれ以外のお日柄についても触れましたが、何をどこまで信じるかはご自身次第です。極端に考えすぎると、入籍・顔合わせ・結婚式で選べる日が非常に限られます。良い面はラッキー/悪い面は気にしない、くらいの感覚でも宜しいかもしれませんね。
お日柄を気にするか気にしないかは、地域・風習・慣習・伝統・文化などへの考え方が影響します。ご自身らしく、またおふたりらしくご判断頂けますと幸いです。
「仏滅」「不成就日」など縁起が良くない"凶"とされている日は避ける傾向があります。
縁起の良い日、おふたりや家族の記念日、語呂合わせの良い日などが人気です。
どちらが先かという順序やルールはありません。入籍を先にすることで結婚式への準備がスムーズに進んだり、親御様の安心感を得られるといったメリットがあります。結婚式を先に行うことで入籍にちなんだセレモニーや演出ができたり、新たなスタートを感じられるメリットがあります。ただ、どちらを選んだ場合でもデメリットと感じる部分もありますので、お二人でよく話し合って決めましょう。
時間外窓口を設けている役所であれば、土日祝日でも婚姻届を提出することができます。婚姻届を提出した日が戸籍上の婚姻日となるため、希望する婚姻日が土日祝日であっても受け付けてもらえます。心配な場合は役所に事前に確認しましょう。
婚姻届に不備があると、受理されず入籍日がずれてしまいます。不備を補正した婚姻届を再提出した日が入籍日となります。特に、証人欄の不備や、必要書類の不備には注意が必要です。
はい、1月1日に入籍は可能です。戸籍の届け出は24時間365日提出可能であるため、希望する婚姻日が土日祝日であっても婚姻届を受け付けていただくことができます。ただし、婚姻届などの届け出が集中する日として1月1日が挙げられている自治体もあります。
ここまでご覧いただきありがとうございます。入籍・顔合わせ・結婚式について真剣に悩まれているからこそ、お日柄選びについてもお悩みになるのではないかと思います。
私は結婚式場に勤めて2,000組以上のご結婚式をお手伝いさせていただきましたが、お日柄の良い日に結婚式を挙げたからと言って幸せが続くとは限らないし、お日柄の良くない日に挙げたからと言って不幸せになるとは限りません。
誰のために、何のために行う日なのかをご自身なりに考え、おふたりやご両家様で納得できるように話し合い、人生の大切な節目を素晴らしい記念日にしていただけますと幸いです。
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